後戻りとは
矯正治療は大きく分けると、動的治療と静的治療(保定)の2つに分けられます。
動的治療:1本1本の歯を動かして、歯並びを整えます。
静的治療(保定):整った歯並びを定着、安定させます。
矯正で歯の移動を終了した直後は後戻りしやすい状態にあります。後戻りをしないために、静的治療(保定)が必要となります。
後戻りをしないための静的治療(保定)とは?
静的治療(保定)では、後戻りをしないように以下のような装置を約2年間使用します。
1番目:歯の裏側に針金のようなものを着け、歯が元の位置に戻らないように固定します。
2番目:歯の裏側にプラスティックがあり、歯の表側に針金があるタイプです。
3番目:透明なマウスピース型保定装置です。(*アライン社のマウスピース型矯正装置(インビザライン)とは材質が違います)
もし、後戻りが生じたら…
基本的に矯正医の指示の元、保定装置を使用して定期的に通院して頂ければ、後戻りを防げます。髪の毛やお肌と一緒でメインテナンスも重要という事ですね。しかし、「後戻り」について不安の方もいらっしゃるかも知れませんね。
視力を矯正するレーシック手術には、永久保証制度というものがあるそうです。もし、視力が元に戻ってしまった場合、無料で再度レーシック手術をしてくれるそうですが、当院では、後戻り保証制度を設けています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン )で治療をされている方の後戻りや静的治療(保定)について
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で全体治療を行っている患者様には、治療開始してから5年間の保証制度を設けています。すなわち治療開始から5年間は無料でマウスピースの再製作を行えます。
平均的な治療期間を約2年としますと、動的治療終了後3年間は後戻りの保証ができる事になります。