
「自分の歯並びってやっぱり気になる…」
「矯正したほうがいいのかな?」
そんなふうに思って検索している方も多いのではないでしょうか。
実際に矯正歯科には、見た目だけでなく噛みづらさ・発音・歯磨きのしにくさなど、さまざまな悩みを持つ方が相談に訪れます。
この記事では、患者さまからの相談が多い歯並びの悩みをランキング形式でご紹介しながら、それぞれの特徴と改善のポイントを解説します。
目次
第1位:出っ歯(上顎前突)
最も多いのが「出っ歯」に関するお悩みです。
前歯や上あご全体が前に出ており、横顔や口元のふくらみが気になる方が多く来院されます。
近年では「口ゴボ(上下の口元が前に出ている状態)」という言葉で検索されることも増えてきました。
見た目の印象を大きく左右するため、横顔の変化を求めて矯正を始める方が多い症例です。

第2位:ガタガタ・乱ぐい歯(叢生)
歯が並ぶスペースが足りず、重なったりねじれたりしている状態です。
特に前歯にガタつきがあると、見た目・歯磨きのしづらさ・虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯並びを整えることで、見た目の印象がよくなるだけでなく、清掃性や健康面にも良い影響が期待できます。

第3位:すきっ歯(空隙歯列)
前歯や奥歯の間にすき間がある歯並びです。
「笑った時に前歯のすき間が気になる」「発音しづらい」という悩みで来院される方が多く、特にサ行・タ行が聞き取りづらくなることもあります。

第4位:八重歯(犬歯の萌出異常)
日本では「八重歯=かわいい」と言われた時代もありますが、歯が外側に飛び出している状態のため、清掃不良・口内炎・咬合不良などの原因にもなります。
八重歯も叢生の一種です。犬歯がきれいに並ぶスペースがなくて、外に出てしまった状態です。矯正治療で、歯が並ぶ場所を作りながら、少しずつ八重歯を本来の場所に戻していきます。
第5位:受け口(反対咬合/下顎前突)
下あごや下の前歯が前に出て、通常とは逆の噛み合わせになっている状態です。
見た目だけでなく、発音障害や噛みづらさ、あごの関節への負担など機能的な問題を伴うこともあります。
軽度の場合はマウスピース矯正装置やワイヤー矯正で、前歯の位置を調整します。
中等度〜重度の場合は、歯だけでなく、下あごの骨の位置のコントロールが必要になることもあり、成長期なら機能的矯正装置を用いて改善します。、成人なら外科矯正も選択肢に入る可能性もあります。

第6位:深い噛み合わせ(過蓋咬合)
上の前歯が下の前歯を深く覆ってしまう状態で、歯ぐきを噛んでしまったり、あごの動きが制限されることも。
「下の歯が見えない」と感じる人や、「あごが疲れる・動かしにくい」と感じている方に多いです。
矯正治療では、歯の角度や高さを調整して、深いかかみ合わせを浅くしていきます。」

第7位:開咬(かいこう)
上下の前歯が噛み合わず、すき間ができている状態です。
見た目にはわかりにくいこともありますが、「前歯で食べ物を噛み切れない」「発音が不明瞭になる」といった不便を感じる方が多いです。
前歯が閉じにくいのは歯並びだけでなく、舌のクセが関係していることが多いです。そのため舌癖を改善する訓練を歯列矯正と同時に行うこともあります。

第8位:交叉咬合(左右のズレ)
上下の歯がずれて噛んでいる状態です。特に臼歯部で上の歯より下の歯が外に出ている場合に用いられます。
「噛むとどちらかの歯が中に入り込むように見える」など、見た目と機能の両面で気になる症例です。顔の左右非対称の原因になることも。

第9位:前歯だけのずれ・部分的な歯並びの悩み
「前歯のねじれやすき間だけが気になる」という部分的な悩みも近年は増えています。
結婚式や成人式、写真撮影などをきっかけに相談に来られるケースも多く、短期間・軽度の治療で改善する場合もあります。
しかし、見た目は整ってもかみ合わせが悪いまま残ることもあるため、実際に部分矯正だけで対応できるのは、矯正を希望される方の1〜2割程度です。
多くの方は、かみ合わせやあごのバランスまで考えた全体矯正が必要になることが多く、本当に部分矯正でいいのかは矯正専門医の判断が重要です。

第10位:矯正後の後戻り
「昔、矯正したけど戻ってしまった」「保定装置を使っていなかった」という理由で、再矯正を希望される方も増加傾向です。年齢に関係なく相談が増えています。
あなたと似た歯並びの症例をチェック!
症例検索のページでは、当院で治療された患者さまの症例を、歯並びの悩みや使用装置ごとに症例写真やシミュレーションを使ってわかりやすく説明しています。
「自分の場合はどうなんだろう?」と気になった方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

歯並びの悩みは一人で抱えないで
お口の状態や骨格、かみ合わせは一人ひとり異なるため、本当に必要な治療方法や期間、費用などは、実際にお口を拝見して初めて正確にご案内できます。
「思っていたより簡単に整えられそうだった」
「逆に、部分矯正じゃ難しいことがわかった」
そんな声もよくいただきます。まずはお気軽にご相談ください。
実際に話してみることで、矯正治療の疑問や不安もスッキリしていただけるはずです。
あなたに合った治療プランを、専門医がわかりやすくご提案いたします。