親知らずは矯正前に抜かなきゃダメ?残してもいい場合と抜く場合の違い

2025.03.20

さいたま市、大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

皆さんの中に「矯正を始めようと思うけど、親知らずがあるんです...抜かないとダメですよね?」と、歯列矯正の治療をためらっている方はいませんか?

当院の初診カウンセリングにお越しいただいた患者様の中にも、「友達が親知らずを抜くのに、大変な思いをしたと聞かされて...もう怖くて怖くて」という方、結構いらっしゃいます。

でも、ちょっと待ってください!

その親知らず、本当に抜く必要のある歯ですか?

実は、親知らずには抜かなくてもよい状態と抜いた方がよい状態があり、

どなたでも絶対に抜かないと矯正治療ができないというわけではないんです!

むしろ残しておいたほうがメリットの方もいらっしゃいます。

今回のブログ記事では、親知らずを残したほうがいい方、抜いたほうがいい方、それぞれの特徴について解説いたします。

残したほうがよい親知らず


まっすぐ生えている

上の親知らずなら下向き、下の親知らずなら上向きにまっすぐ生えていて、横や斜めに生えていない。

健康な歯

健康な歯である

親知らずが虫歯や歯周病になっていない。

反対側に噛み合う歯がある

たとえ親知らずだとしても、上の2つの条件を満たしていて、反対側の歯としっかり噛み合っている場合は「噛むために大事な歯」です。

例えば、今はすべての歯が健康で、「虫歯や歯周病で歯を抜くことなんてないはず!」と思っていても、年齢を重ねるにつれてそのリスクは高まります。

将来歯(特に奥歯)を失ってしまった場合は、食事を十分に楽しめないなど、不便を感じることがあるかもしれません。

親知らずで噛むことができれば、食事に不便を感じなかったり、入れ歯やブリッジ(被せもの)の土台として使える可能性が残せたりするのです。

いわゆる、万が一の為の「歯の保険」を持っておけるということです。

逆にまっすぐ生えていて健康な親知らずでも、反対側の歯と噛み合っていない場合は残すとどうなるのでしょうか?歯には、噛み合う歯を求めて上に伸びる性質があるため、噛み合わない歯を放っておくと、歯のない反対側の歯ぐきに当たるまで伸び、歯ぐきを傷付けてしまいます。

歯にとって、『噛む役割を果たせるかかどうか』ということは、とても重要なことなのです。

では、抜いたほうがよい親知らずとは、どんなものが当てはまるのでしょうか?

抜いた方がよい親知らず


 まっすぐ生えていない

特に親知らずの頭(食べ物を噛む面)が、親知らずのひとつ手前の歯に向かって横向きに生えている場合は、歯並びに影響します。

真っすぐ生えていない

歯は、自分の頭(食べ物を噛む面)に向かって動く性質があり、横向きに生えていることによって、ひとつ手前の歯に向かって動こうとし、その力によって歯並びが乱れてきます。

特に、矯正中や矯正治療を終了してすぐは、歯並びが安定しないため、その影響がさらに出やすくなります。

虫歯や歯周病である

親知らずは、お口の中の一番奥、見えづらい場所にあり、生えている方向によっては歯ブラシが届きにくいため、汚れや細菌が知らず知らずのうちに溜まっています。それが原因で虫歯や歯周病になりやすくなります。

例えば、親知らずが横向きに生えている場合、下の画像のように手前の歯の根っこにぶつかり、そこが虫歯になることがあります。歯の根っこの部分は柔らかく虫歯が進行しやすいうえに、治療がしづらい場所なので、歯の神経が死んでしまったり、歯が割れたりすることが多くあります。

虫歯や歯周病である

その他にも、歯に溜まった細菌に体の免疫が勝てなくなると

・歯ぐきが炎症を起こして腫れる

・歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなることによる歯周病の悪化

・親知らず周辺の歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯が抜け落ちる

などが起こる可能性があります。

このような状態になる可能性がある方(親知らずが横向きに生えている方)は、矯正治療をする・しないに関係なく早めに親知らずを抜歯することをお勧めします。抜くことを迷っている間に、歯や歯ぐきの状態はどんどん悪くなり、たくさんのデメリットが生じてしまうでしょう。

一般的に親知らずは抜いた方が良いと言われているのは、こうした虫歯や歯周病になるリスクが高かったり、親知らずだけでなく隣の歯もだめになったりする確率が高いからです。

しかし例外として、親知らずがまっすぐ生えていて治療が可能、かつ、残しておくメリットがある場合は治療をして残す場合もあります。

 噛み合う歯がない

先ほど、「残した方が良い親知らず」の③でも述べたように、親知らずの反対側に噛み合う歯が無い状態だと、歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。

 矯正治療で他の歯を動かすときに邪魔になってしまう

歯をより良い位置へ並べるときに、親知らずのある方向にスペースが必要になることがあります。歯を動かすのに親知らずが邪魔になる場合、抜歯する必要が出てきます。

最後に


「矯正をしたいけど、親知らずの抜歯が怖くて踏み出せない!」という方、ぜひ当院の初診カウンセリングにてご相談ください。あなたの親知らず、抜かなくてもいいかもしれません。

もし、親知らずを抜くことと、矯正の両方をお考えならば、先に矯正歯科でレントゲン等の精密検査を受け、そのあとに親知らずをどうするか検討することをお勧めします。

もしかしたら、あなたの親知らずは、矯正治療によって生かされる歯かもしれないからです。

大宮SHIN矯正歯科では、あなたの親知らずが矯正で生かせる歯か、または抜いた方が良いのかを、精密検査をしたうえでお伝えしております。

また、親知らずを抜く必要があった場合には、抜歯が可能な歯科医院のご紹介も行っています。安心して、ご相談にいらして下さいね。

矯正相談

矢野晋也 歯学博士/SHIN矯正歯科院長

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