こんにちは。さいたま市、大宮SHIN矯正歯科の歯科衛生士のSです。
先日、マウスピース型矯正装置(インビザライン )の製造元であるアライン社主催の、歯科医療従事者向けのセミナーに参加してきました。
今回の「マウスピース型矯正装置(インビザライン)セミナー」では
Ⅰ マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットとデメリット
Ⅱ 患者様と医院全体が協力してインビザライン治療を成功に導くために大切なこと
Ⅲ マウスピース型矯正装置(インビザライン)の現状
について学びました。
歯科矯正は費用も高く、ほとんどの場合は人生で1度きりの大イベントです。歯列矯正をこれから始めようと考えている患者様にも、ぜひ参考にしていただきたい内容だったので、報告させていただきます。
Ⅰ マウスピース型矯正装置(インビザライン )のメリットとデメリット
何事もいくつか選択肢がある場合、それぞれのメリットとデメリットを挙げてから、比較・検討して選ぶ方も多いでしょう。
歯列矯正を始めるときも、まず、マウスピースやブラケット…どの矯正装置にするか選びます。ではマウスピース型矯正装置(インビザライン) のメリットとは?
◆マウスピース型矯正装置(インビザライン) のメリット
まず最初に挙げられるのが、「目立ちにくい」ということです。
実際に、当院で治療をしている患者様も「マウスピース型矯正装置(インビザライン )は目立ちにくいから」という理由で始めた方が多いですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットはそれだけではありません。
1、装置への違和感や痛みが少ない
2、装置を外して、普段と変わらない状態で歯磨きができるため虫歯になりにくい
3、食事制限がないため、好きなものを食べることが出来る
4、通院頻度が少ないため、忙しい方でも治療を始めることが出来る
5、取り外しが出来るため、結婚式など大切なイベントがある場合装置を外すことが出来る
6、ホワイトニングと併用することが出来る
など多くのメリットがあります。このように良いことだらけのマウスピース型矯正装置(インビザライン)。デメリットなんて無いのでは?と思いますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)にもデメリットがあります。
◆マウスピース型矯正装置(インビザライン)のデメリット
1、患者様の協力次第で治療結果が大きく変わる
取り外し可能なため、患者様がマウスピースを装着しないと歯が動きません。
しかし、このデメリットはセミナーで学んだ、Ⅱ 患者様と医院全体が協力してマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療を成功に導くために大切なことに解決する方法がありました。詳細は、次回のブログでお伝えします。
2、クリンチェック製作の能力差により結果が大きく変わる
(クリンチェックとは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療計画のことです。)
・難しい症例でマウスピース型矯正装置(インビザライン) では対応出来ないと言われてしまった
・治療期間が長くなってしまった。(例えば、ブラケット治療と比較した場合の約2倍)
・リセッション(生え際の歯肉が下がってしまった状態のこと)を起こしてしまう
・抜歯をした場合は臼歯部近心傾斜(奥歯が手前に倒れて斜めになってしまうこと)が起こる
など、予想外のトラブルが発生する恐れがあります。
このようなデメリットを避けるには、マウスピース型矯正装置(インビザライ)ンでの治療経験が豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。
長くなってしまったので、Ⅲ マウスピース型矯正装置(インビザライン) の現状は、次回のブログに続きます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン )のメリット・デメリットについてこちらもご覧ください。