さいたま市大宮のSHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。

いざ、我が子の矯正治療をはじめよう!と意気込んでみたものの、やる気になっているのは親御さんだけ...なんてこと、ありませんか? この状況は、お子さまの矯正を進めるにあたって、失敗してしまう大きな要因になることがあります。

まず、矯正治療するお子さま自身に『歯並びを治したい!』という気持ち(モチベーション)を持ってもらう事がとても大切です。どのようにすれば、お子さまの意識は高まるのでしょうか?ポイントを3つご紹介します。

矯正治療の目的をきちんと伝える

虫歯治療と矯正治療は大きく異なります。わりと短期間で終わる虫歯治療は、多少嫌がっていてもなんとか歯科医院に連れて行き、治療をする間だけ我慢してもらえれば済みますが、矯正治療の場合は数年間は定期的に歯科医院に通い、医院にいる時だけでなく、日常生活の中でも矯正装置を使用しなくてはなりません。

目的がわからないまま、常に口の中に違和感のある矯正装置を入れておかなければいけない状況では、嫌になってしまうのは当然です。「子供だから話してもわからないだろう…」と歯の矯正が必要な理由を、きちんとお子さまに説明出来ていないということはありませんか?

歯並びをきれいにすることのメリットと、そのままにしておくことのデメリットを、お子さまが理解して納得するまで説明してあげてください。例えば、こんな伝え方はいかがでしょうか。

歯並びが悪いと歯ブラシが行き届かず虫歯のリスクが高まるので「将来歯がなくなってしまうよ」かみ合わせが悪いと、食べ物がうまくかみ砕けず、固まりのまま飲み込み続けていると、消化不良で胃腸など内臓への負担が大きくなって「歯並びが悪いと病気になってしまうよ」など。

女の子なら「矯正治療を頑張ればもっとかわいくなれるよ!」も効果的かもしれません。歯並びは、口元はもちろん、顔の形にまで影響を及ぼします。他人に与える自分の見た目の印象が変わります。矯正歯科治療はなぜ必要なのかのブログも参考になると思います。

”歯医者は怖いところという固定観念をつけない

ついつい言う事をきいてもらえない子供に向かって苦肉の策で、「病院に連れていくよ!」なんて、言ってしまいがちですよね。「お医者さんや歯医者さんは怖い」と思い込んでしまったお子さまの治療を継続するのは、難しくなることがあります。

もうすでに怖がっていて手遅れかも…という方は、「歯医者さんに行けた!」という事実を褒めてあげることから始めてみてはいかがでしょうか?当院の初診カウンセリングでは、最初に実際に治療で使用している椅子を使って、お子さまのお口の中とお顔の写真を撮らせていただきます。

歯科医院の雰囲気に「慣れる」第一歩として、そして行けた事を「褒めてあげる」場として初診カウンセリングを利用してみるのもいいかもしれません。当院の子どもの患者さまは、楽しく治療に通ってくださっている方が大半です。

矯正治療しているお友達を探す

矯正治療とはどんなことをするのか、お子さまに簡単に想像して理解してもらうには、学校などの身近なお友達の話を聞くのが近道のようです。治療を嫌がっていたお子さまが、「〇〇ちゃんと同じ装置ならがんばる!」と急にやる気になってくれる、なんてこともあるそうです。

まとめ

いかがでしょうか?お子さまの矯正に対するモチベーションをアップするための3つのポイントのおさらいです。

  • ①何のために矯正治療が必要なのか、目的を理解してくれるまできちんと伝える
  • ②歯医者さんは楽しいところというイメージを持たせる
  • ③矯正治療をしている身近なお友達を探す

次回は、お子さまの「歯並びを治したい!」という気持ちを長続きさせるためのポイントについてお話します!

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