こんにちは。埼玉県さいたま市にある大宮SHIN矯正歯科、歯科衛生士のSです。

矯正治療中でも自分で装置が外せるので、お食事がいつも通り楽しめるマウスピース矯正装置（インビザライン）。でも、1日20時間以上マウスピースを装着しないと矯正治療の効果が得られないので、飲食可能な時間は限られています。

だから、治療を始めたおかげで規則正しい食生活になり、間食する時間が減ってダイエット効果があるという方もいますが…今日は、マウスピースをつけたまま飲み物を飲む、アライナーと飲み物の上手な付き合い方をこのブログでお伝えしていきます！

マウスピース矯正装置（インビザライン）のアライナーをつけたまま飲食可能なものとは

マウスピース矯正装置（インビザライン）のアライナーをつけたまま食べたり飲んだりできるもの…それは、次の３つの条件をクリアしていればOKです。

無色透明な飲みもの

コーヒーや赤ワインなど歯に着色すると言われている飲み物は、透明のアライナーにも着色します。麦茶やオレンジジュースも染まります。

糖分が含まれていない飲みもの

アライナーを付けたまま、飲み物を飲むと、アライナーと歯の間に飲み物が入り込みます。その状態で、甘いジュースや糖質が含まれているアルコールを摂取したら、虫歯の原因となる糖分をより歯に密着させることになるのです。

熱くない飲みもの

アライナーの汚れを落とす時に「熱湯は使わないでください」とお伝えしているように、熱いお茶など、高温の飲み物は、アライナーを変形させる原因になります。

となると、この条件をクリアする飲みもの…と言ったらお水しかありません！！

熱中症対策のために飲むべき飲みもの

でも、連日続く猛暑…いや酷暑、こまめな水分補給が欠かせません。熱中症対策のためには、お水ではなく経口補水液またはスポーツドリンクが良いと言われています。でも、これらの飲み物には、砂糖が含まれているので、虫歯になりやすくなってしまいます。

水以外の飲み物をアライナーをつけたまま飲む方法

そんな時はストローを使います！アライナーと歯列の間にに飲み物が入り込むのを防ぐため、ストローをお口の奥の方まで入れて、喉に直接に飲み物がいくように、できるだけ歯にあたらないように飲み物を飲み込んでください。ただし、ストローを使えば、絶対にアライナーの着色や虫歯を防げるわけではありません。

水以外の飲み物を飲んだらするべきこと

お水以外の飲み物を飲む場合、１番の理想はアライナーを外して飲み、飲み終わったら歯磨きをする。そして、アライナーも洗ってから装着することです。しかし、そんな時間が取れない場合もありますよね。そんな時は、飲み終わったらアライナーをはずして、お口をゆすぎ、アライナーを流水で洗ってから付け直します。

アライナーを交換する日が近ければ、多少アライナーが着色しても気になりませんが、矯正治療中、とくにマウスピース矯正装置（インビザライン）の場合、虫歯になってしまうと治療期間が伸びてしまう可能性があります。

マウスピース矯正装置（インビザライン）で矯正治療中の方は、虫歯にはくれぐれも気をつけて、熱中症対策のために適切な水分補給を心がけて、この暑い夏を乗り越えましょう！！