こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。
普段、無意識で行なっている呼吸。あなたの体内に酸素を取り入れる入り口は「鼻から」ですか?それとも 「お口から」ですか?自分が「鼻呼吸」か「口呼吸」か分からないという方は、次にあるチェックリストを確認してみましょう!
目次
「鼻呼吸」か「口呼吸」かがわかる10項目チェックリスト
□⒈いつも口が開いている
□2.口を閉じると、あごに梅干し状のふくらみとシワができる
□3.食べるときに、クチャクチャ音をたてる
□4.歯の噛み合わせが悪い
□5.唇がよく乾く
□6.口臭が強い
□7.朝、起きた時に喉がヒリヒリする
□8.イビキや歯ぎしりがある
□9.タバコを吸っている
□10.激しいスポーツをしている
チェックの数は何個ありましたか?1つでも該当するようでしたら、「口呼吸」の可能性があります。では、なぜ口呼吸がいけないのでしょうか?
「口呼吸」の4つのデメリット
【歯並びへの影響】
常に口が半開きになっている状態は、様々な不正咬合の原因となります。
【顔貌の変化】
下の写真はとても有名な姉妹の画像です。右側の姉は「口呼吸」で育ち、左側は妹は「鼻呼吸」で育ったそうです。妹はキリッとしていて若々しいのに対し、「口呼吸」だった姉は、顔の筋肉が緩んで、老け顔になっていると思いませんか?
【口腔内の衛生状態】
口呼吸は、お口の中が乾燥します。口腔内が乾燥すると、歯肉炎や歯周病になりやすく、また、唾液による自浄作用を弱めるので、むし歯リスクも高まります。乾燥によって舌苔が堆積して白くなった舌や歯周病は口臭の原因にもなります。
【全身への悪影響】
鼻の粘膜や鼻毛は、空気中のホコリやチリ、花粉などウイルスの侵入を防ぐ役割を果たしてくれます。しかし、口呼吸の場合は様々なウイルスや花粉などの侵入を許してしまうので、体にも異変が生じてしまいます。
また、鼻は冷たい空気をいちど温め、湿らせて肺に送る機能も備わっています。冷たいままや乾燥した空気を肺に入れるのは、体を冷やすことになりますし、病気の原因にもなります。
口呼吸を治す方法
口呼吸には、たくさんの問題点があり、改善するべき症状だとお分かりいただけたでしょうか?口呼吸を改善する方法の一つにMFT(エムエフティー)と呼ばれるお口のトレーニング方法があります。
MFT(エムエフティー)とは Oral (口腔) MyoFunctional( 筋機能)Therapy(療法)の頭文字をとった言葉で、舌や唇、顔面の口のまわりの筋肉を強化してバランスをよくし、悪い歯並びの原因を改善していきます。
私は当医院で矯正治療と併用して、患者さんに行なっていただくMFTのトレーニングを担当しています。先ほどのチェックリストで、口呼吸の疑いのある方は、ぜひMFTを受けにいらしてください。