前回に引き続き、今回も矯正治療中の困ったときの対処法をお伝えいたします!

あるあるトラブル④『口内炎が痛い!』(ワイヤー矯正中の方)

今までブラケットが装着されていなかった歯にブラケットがつくと、当然違和感が生まれます。

違和感だけならまだいいものの、ブラケットが粘膜にこすれて口内炎ができることもあるかと思います。

装置による口内炎は、慣れない靴を履いた場合の 靴擦れ の状態に似ています。

慣れてくれば靴擦れも起きなくなるように、ブラケットもお口の中で慣れてくれば徐々に口内炎もできにくくなります。

とはいえ、痛いものは痛いですよね…⚡

靴擦れの場合は、足にばんそうこうを貼ると思いますが、口内炎の場合もお口の中専用のばんそうこう=ホワイトワックスを使いましょう!

使い方は簡単!粘膜に擦れて痛い部分のブラケットの表面をティッシュで拭きます。

続いて、ホワイトワックスをお米粒大にちぎって丸めましょう。その丸めたものをブラケットに貼り付けたら完成です。

もちろんワックスですので、一時的な処置になります。お食事をしたり、歯磨きをしたら外れてしまいます。

仮に飲み込んでしまっても、お口の中の材料なので問題ないです。

応急処置としてぜひ、お試しください!

あるあるトラブル⑤『アタッチメント・ボタンが外れた!』(マウスピース矯正治療中の方)

マウスピース矯正治療中の方は、歯の表面に白い突起(アタッチメント)や、ゴムかけのための金属色または透明色のボタンがついていることかと思います。

まずは、これらが脱離しないように食べ物に気を付けていただくことが大前提ですが(詳しくはこちらの記事を参考にしてください。)、それでも外れてしまった場合、通常であればご連絡いただくことかと思います。

ただ、年末年始やお盆休暇は当院もお休みを頂いております。

ボタンが外れてしまった場合は、ゴムかけができなくなりますのでゴムかけはいったん中止し、今まで通りマウスピースだけはしっかりとはめておきましょう。

大事なのは、マウスピースをはめていなかった期間を限りなくなくすことです。

お休みが明けましたら、早めのご連絡をお待ちしております。

あるあるトラブル⑥『使っていたマウスピースをなくしてしまった!』(マウスピース矯正治療中の方)

長期休暇はご旅行に行かれる方も多いかと思います。

まずは、なくさないようにするための予防策として、マウスピースを外した場合、必ずケースにしまうことが重要になってきます。

何を当たり前なことを…と思われるかもしれませんが、これが結構大事なことなんです!

マウスピースを外した時、一時的にでもティッシュにくるんだりしていませんか?

自分ではわかっているつもりでも、丸まったティッシュはほかの人から見たらゴミに見えてしまい、ご家族の方に捨てられてしまうケースが多発しています。

まずは、一時的にでもケースに入れる、という習慣から意識してください。

それでもなくなってしまった場合…仕方がないので、次のステップのマウスピースを使いましょう。

その場合、お使いいただく期間は長めにとる、など強制的にステージをあげた場合の歯に対する配慮を行ってあげてください。

あるあるトラブル⑦『マウスピースが割れた!』(マウスピース矯正治療中の方)

以前も記事にいたしましたが、今回の年末年始のお問い合わせとして最も多かったお困りごとがこちらの内容でした。

対応としては、亀裂程度であり、使用時に痛み等がなければそのままお使いいただければと思います。

完全に断裂してしまった場合、次のステージのマウスピースに移行しましょう。

これらのトラブルは、治療の初期に起こりがちとなります。

ガタガタが強い場所に力が強く加わりやすいため、ヒビが入ってしまうようです。そのヒビにさらにねじれるような力が加わると断裂となります。

なので、マウスピースの着脱方法は特に重要となってきます。

両側をすこしずつ外していき、ねじれの力が加わりにくくなることが重要です。

また、アライナーリムーバーを上手に有効活用しましょう。余分な外力が加わりにくくなるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

長いお休みに困ったことがあると、不安になりますよね…

上記のまとめに従って、トラブルあったらぜひとも挑戦してみてくださいね!

 

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