こんにちは。
さいたま市 大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士の S です。
実際に当院で歯列矯正の治療を受けられた方の症例をご報告します。今回のブログでは、叢生(そうせい)=ガタガタの歯並び症例についてお伝えしていきます。
【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びとは】
叢生は、歯が顎に入りきらず、重なり合ってデコボコになっていたり、ガチャガチャになっていたりする状態です。「叢生」と言うと耳慣れないかもしれませんが、いわゆる「乱ぐい歯」と同じ意味です。ちなみに、「八重歯」も叢生の一種です。
【叢生(そうせい)=ガタガタの歯並びのデメリット】
叢生のデメリットは見た目が良くないという事だけではありません。歯が重なり合っているため、歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。さらに虫歯や歯周病が進行すると、口臭の原因や歯が抜けてしまう可能性もあります。
【ご来院の理由】
16歳、女性の患者様です。
前歯のガタガタが気になるということでご来院されました。
こちらの患者様は、永久歯が生えそろった頃からご自分の歯並びが気になり始めました。歯並びに自信がないため大きな口をあけて笑うことが出来ず、またお話する時もつい口元を隠してしまうそうです。「歯並びを気にせずに笑いたい!」と思い、矯正をしようと決めました。
しかし、装置が目立ってしまうのが嫌でなかなか決断できませんでした。その際に、当院のホームページでマウスピース型矯正装置(インビザライン)の存在を知り、当院の無料カウンセリングを受けられました。
【矯正中の不安・装置選び】
患者様のご希望で目立ちにくい装置が良いとのことだったので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療を進めていくことになりました!
また装置が目立つこと以外にも、歯を抜くことへの不安がありました。そのため歯は抜かずに、歯を並べるためのスペースはためのスペースはヤスリがけを行い確保しました。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はブラケット矯正と比較して、目立ちにくいだけでなく、違和感が少なく日常生活への支障も少ない装置になっております。
【治療開始・治療経過】
1回目のアライナーは全部で23枚です。
アライナーの交換は、装置に慣れるまで14日交換で、慣れてから10日交換でNo.19まで進めて頂き、約8ヵ月で終了しました。
こちらが1回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
前歯のガタガタを並べるためのスペースを確保するために、全体的に歯と歯の間のヤスリがけ(IPR)を行いました。前歯のガタガタは初診時と比較するとある程度改善されましたがまだ少し残っている(画像2)のと、少し上の歯が出ている(画像1・3)ため、追加アライナーで細かい所を調整していきました。
2回目のアライナーは全部で19枚です。
今回は初めからアライナーは10日交換で進めて頂き、約7ヶ月で終了しました。
こちらが2回目のアライナーが終了した際のお口の中の状態です。
今回のアライナーで前歯のガタガタが改善されキレイに並びました!1回目アライナー終了時は、上の歯が少し出ていましたが、2回目のアライナーで改善されました。さらに、上下の前歯の中心も揃い、美しい口元になりました!!
【動的治療終了】
こちらの患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の使用方法や装着時間をしっかりとお守り頂けていたため、約1年4ヶ月で動的治療が終了しました。
こちらが動的治療終了後の正面から見たお口の中のお写真です。
前歯のガタガタが改善され、しっかりと咬み合っています。さらに、上の歯の中心と下の歯の中心をそろえることで、見た目も美しく仕上がりました。
こちらが動的治療終了後の上の歯のお写真です。
歯と歯の間のヤスリがけ(IPR)を行い、歯を並べるためのスペースを確保したことで、前歯のガタガタが改善され、綺麗なアーチになりました。
こちらが動的治療終了後の横から見たお写真です。
前歯のガタガタと咬み合わせが改善され、全体的に美しい口元になりました。患者様にも、口元を気にせず笑えるようになったと、喜んで頂けました!!
【まとめ】
主訴:前歯のガタガタが気になる
診断名:叢生
初診時年齢:16歳
装置名:マウスピース型矯正装置(インビザライン )
抜歯or非抜歯:非抜歯
治療期間:1年4ヶ月
費用の目安:96万円程度
詳細はこちらをご覧ください
リスク・副作用:痛み、歯根吸収、歯肉退縮、虫歯、後戻り