今日はトリビア的な話題、インビザラインの開発秘話について。

 

 

インビザラインは、1997年にアメリカ西海岸・シリコンバレーにて、アラインテクノロジーという会社の発足により始動しました。

 

1903年、Angleの”矯正歯学の理論”の発表により幕を開けた、ワイヤー矯正の歴史が100年以上あるのに比べると、

 

インビザラインの歴史は約20年と、比較的新しいシステムです。

 

 

でも、先日取り上げたようにインビザラインの発展は目覚ましく、日々進化を続け、

2016年9月現在、世界中で400万症例の治療経験が報告されています。

インビザラインの更なる進化G7 ~より確実に、より早く美しい笑顔へ

 

 

さぞかし優秀な博士が開発して、創意工夫を繰り返していったのだろう……

 

 

 

 

と思いきや、

 

 

意外や意外。

 

インビザラインの開発者のChishtiは矯正医でも、歯医者でもなく、スタンフォード大学ビジネススクールに在籍する学生の一人だったのです。

 

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成人になってからワイヤー矯正を行ったChishti、装置の見た目や違和感、清掃性の悪さに、治療中ずっと悩まされていました。

 

せめて10代のうちに矯正しておけば良かったと後悔したそうです。

 

 

そしてワイヤー矯正終了後、ドクターから渡されたクリアマウスピース型の保定装置(ワイヤー矯正後後戻り防止のためにつける取り外し式装置)を手にし、ひらめいたのです。

 

保定装置を使用していないと後戻りしていた歯並びが、保定装置を付けると、装置を外した直後の整列した状態にもどっている!これを応用して、マウスピースを段階的に使用することで、矯正治療ができるのではないか!?

 

と、きっとここまでは、他にも同じ発想を持った方もいたと思います。

 

 

 

しかし。さすが、Apple やGoogleの創始者など革命児を輩出してきた名門、スタンフォード大学ビジネススクール!!

そこからのシナリオが違いました。

 

 

Chishtiは同スクールで次々とビジネスパートナーを見つけて、従来の矯正治療とは根本的に異なる治療システムの開発に乗り出します。

大学院で学んだ知識を生かして、投資家もたくさん集めて。

 

専門的技術についてもパートナーと手分けをして知識を増やし、

現在のような治療最後まで一括生産可能な、唯一無二のマウスピース型矯正装置(インビザライン)システムを作り上げたのです。

 

 

世界中でインビザラインが普及した今、創始者達はどれほどのお金持ちなの!?

と下世話な発想に走ってしまう私が情けないのですが、

 

そこには、彼らの類まれなる才能と、寝る間も惜しんで開発に翻弄する、並外れた努力があったはずです。

 

 

今年は、そんなインビザラインの発祥の地、スタンフォード大学を訪問する機会にも恵まれました。イノベーションを起こす場所に相応しい、ほんとうに美しい環境でした。

 

 

 

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そちらについては、クリアスマイルアカデミーのブログでご紹介していますので、良かったらご覧ください!

 

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