こんにちは。大宮SHIN矯正歯科 歯科衛生士のSです。
前回のブログあなたはどっち?「口呼吸」と「鼻呼吸」の見分け方では、口呼吸にはたくさんの問題点があり、改善するべき症状であることをお伝えしました。しかし、身体への悪影響はわかっても、そもそもどうして口呼吸になってしまうのでしょうか?
なぜ口呼吸になるの?
本来、人は皆、生まれた時は鼻呼吸です。なぜなら、赤ちゃんはお母さんのおっぱいを鼻で呼吸していないと飲めません。
ところが次第に、風邪をひいて鼻づまりになった時に口でも呼吸できることを覚え、それが習慣化してしまったり、花粉症やアレルギー性鼻炎、鼻の骨格の問題、飲酒や肥満といった生活習慣…といった後天的な理由で口呼吸になってしまうのです。
口呼吸を招く日常生活5つの悪い癖
一見、呼吸とは関係の無さそうな行動が、実は口呼吸の原因となっている場合もあります。うっかり鼻呼吸の邪魔をしている、日常生活の良くない癖5つをピックアップしてみました。
【マスクの着用】
鼻呼吸は口呼吸よりも力がいります。マスクで鼻を覆ってしまうと、鼻呼吸がつらくなるので、マスクの下でポカンと口が開く癖がつきます。もう2年以上も続いているマスク生活で、口呼吸の人は増加しているはず。今年の夏はマスクを外して生活したいですよね…
【悪い姿勢】
猫背、頬杖、うつむいた姿勢、うつ伏せ寝など、悪い姿勢が続くとバランスの悪い体になります。体は一部のバランスが崩れると、他の部分も連鎖的にずれ、舌も口で呼吸しやすい位置に下がってしまいます。スマホを見ているときの
【食べ方】
食べ方が原因で口呼吸になっている、というよりは、こんな食べ方をしている場合は口呼吸になっている可能性があります。なぜなら口呼吸をしていると、口の中全体を食べ物で塞ぐと苦しくなってしまうからです。
□よく噛まないで早食い
□左右どちらか片方に寄せて食べる
□クチャクチャ音をたてて食べている
【喫煙】
タバコは口にくわえて口から煙を取り入れるものなので、自然と口呼吸になります。それが癖になるとタバコを吸っていないときも口呼吸になります。
【ため息】
ため息をついてばっかりいると、舌の位置が下がり、口が自然に開いたままになってしまうため、口呼吸の癖がついてしまいます。
口呼吸をやめるには
とはいえ、一度クセになってしまったことって、簡単にすぐにやめられたら”癖”とは言いませんよね。でも、読みながら、無意識にお口が開いていた方はパッと閉じませんでしたか?
まずは、「自分は口呼吸になっているんだ」ということを自覚して、口呼吸の原因となっている悪い”癖”をふだんの生活の中で意識することが大切です。そうすれば、ふとした時に口がポカンと開いている自分に気付き、口を閉じるきっかけを得やすくなります。
しかし、普段の生活習慣を改善しただけでは、鼻呼吸にならないというかた方へ。いよいよ次回は、当院で行なっている口呼吸の治し方についてお伝えしていきます。